成人向コンテンツのゾーニングについて [考え]

バイク乗ったらお腹壊した。

さて、書籍のネット通販は主にセブン&アイを使っている訳だが、成人向書籍は取り扱いしていないものだとずっと思い込んでいた。
ところが検索にはヒットしないのに出版社で辿ると何故か成人向が出てくる。調べてみると、QAが。
以下、全文。

http://www.7netshopping.jp/all/guide/faq/fa_find06.html
Q.アダルト商品の取り扱いはどのようになっておりますか 
A.セブンネットショッピングではアダルト商品の検索やご購入等のご利用について年齢制限を設けています

アダルト商品については「その他」のカテゴリで取り扱っています。 「その他」のカテゴリでは、青少年にふさわしくない情報が含まれているため、 ご利用は18歳以上のお客様に限らせていただきます。
「その他」カテゴリへ入るにはログインが必要です。 18歳未満の方はログインしても、「その他」カテゴリへ入ることはできません。
「その他」カテゴリにある商品は通常のキーワード検索では表示されません。 「詳細検索」画面でキーワードを入力のうえ、カテゴリ項目「その他」を選択し「検索」ボタンを押すと 検索結果が表示されます。

この仕組みは評価できる。
単にY/Nの選択肢を設けておくのではなく、ユーザIDで制限をかける方が有効だろう。これはYoutubeにも見られる措置だ。(もっとも年齢を詐称したID作成などの穴はあるが)
また、通常の検索で一々成人向が出てきては不快だ。デフォルトでNOT検索になっている方が安全だろう。それに成人向を探したい場合はそれ以外の物が出てくるのは紛らわしい。
これは成人向の定義がハッキリしているコンテンツを扱っているから可能なことだ。例えばgoogleのセーフサーチは「露骨な性描写を含むビデオや画像」「不適切なコンテンツ」の2段階を定めているが、「100% 機能するフィルタは存在しません」と断わっている。

ネットに限らず巷のショップでもゾーニングへの対応は様々だ。
ワンダーフェスティバルでは、2009夏より「成人向けゾーンへの入場に際しては、成人向けゾーン入口の係員に「19歳以上であることを証明できるもの(運転免許証、パスポート、健康保険証、タスポなど)」のご提示が必須となります。不公平な対応とならないよう、ご老人など外見的に19歳以上であると思しき方でも必ずご提示いただきますと同時に、ご提示いただけない場合はどなたであっても入場をお断り致します」としている(成人向けゾーンの設置と、同ゾーンへの入場方法のお知らせhttp://wf.kaiyodo.net/knowledge/safety/)。
秋葉原でビル構造の店舗を構えるショップならフロア毎のゾーニングも可能だが、地方のテナントではそれは不可能だ。それでも暖簾を設けて仕切る店舗も増えた。購入時に年齢確認を行う店も出てきているが、ほとんどの店ではそこまで厳密には行っていないだろう。

これは青少年の健全な育成に関する条例に定める指定図書類の販売等の制限への対応で、都では9条に規定されている。要約すると成人向図書を青少年に販売してはならない、青少年が閲覧できないよう包装しなければならない、他の図書類と明確に区分し容易に監視することのできる場所に置かなければならない、のである。

青少年健全育成条例の根拠法は不明だが、子どもの権利条約に拠って憲法を解釈した結果だと思われる。
ともかく手持ちの資料だけで判断すると「青少年が成人向書籍を購入することは犯罪・違法ではない」。児童買春事件で売春を行った児童が「保護」されるのと同様か。
成人向書籍の「購入」についての判例などあるのだろうか?思い付きだが、年齢を詐称して販売者に「青少年に成人向書籍を販売した」という犯罪を行わせたとかだろうか。

では。
「おたくの娘さん」最終巻を読んだのでまた感想でも。
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