エリザベス・ジョージ第一作『そしてボビーは死んだ』登場人物リスト(ネタバレあり) [読書]

ネタバレありです。

エリザベス・ジョージの第一作『そしてボビーは死んだ』(原題「A Great Deliverance」、改訳版『大いなる救い』)を読んだ。
「リンリー警部」シリーズの第一作である。
これはじっくり読みたいと思わせる作品だった。リンリーとハヴァーズがくっつかなさそうなのが良いし、アメリカの作家であるためかわかりやすいイギリスのウィットが描かれている。
シリーズ化を前提とした複雑な伏線が存在すると思われるのだが、第一作から登場人物が多すぎ!

カバーに示された「主要登場人物」は以下のとおり。

トマス・リンリー:スコットランド・ヤードの警部
バーバラ・ハヴァーズ:同巡査部長
サイモン・オールコート=セント・ジェームズ:リンリーの親友。鑑識専門家。
デボラ:その妻。
ヘレン・クライド:リンリーの女友達。
マルカム・ウェバリー:スコットランド・ヤード警視
サー・デーヴィッド・ヒリエ:ウェバリーの上司
ウィリアム・テース:事件の被害者
テッサ:その妻。
ジリアン:同長女
ロバータ:同次女。
リチャード・ギブソン:テースの甥。
ステファ・オデル:ロッジ経営者
オリヴィア・オデル:ステファの義姉、テースの婚約者。
ブライディ:その娘
ハート神父:事件の発見者

だが、警察関係も事件関係もまだまだ人物が出てきて、とても大変。
そこで、シリーズを楽しく読むために人物リストを補足してみた。

・ロンドン

フランシス・ウェバリー:マルカムの妻
ローラ・ヒリエ:デーヴィッドの妻。フランシスの妹。
エドマンド・ハンストン=スミス:62歳。ヨークシャーで政治力を有する。ロマニフに殺害された。
ロマニフ:ジプシーの夫婦。スミスを殺害し国外逃亡した。
バーティー・エドワーズ:スコットランド・ヤード鑑識課主任。
マクファーソン:スコットランド・ヤード警部。
ジョン・ステュアート:スコットランド・ヤードの刑事。
シド:ヘレンの男友達。
ジェフリー・キュージック:ヘレンの男友達。法廷弁護士。ケンブリッジ出身。
ドロシア・ハリマン:ウェバリーの秘書。
アンドルー:リンリーの男友達。
シドニー:サイモンの妹。
ペテール:アクトン近くの食料品雑貨店の店主。
グスタフソン:アクトン在住。ハヴァーズ家の隣人。
トニー・ハヴァーズ:バーバラの弟。若くして白血病で病死。
ジミー・ハヴァーズ:バーバラの父
ミセス・ハヴァーズ:バーバラの母
ナンシー:リンリー家のメイド
デントン:リンリー家の執事。
キャロライン:クライド家のメイド。デントンの恋人。
エーブラムズ:チェルシー研究所の教授。鑑識専門家。
へール:スコットランド・ヤードの刑事。
ハリー・ネルソン:リンリーが調査していた殺人事件の被害者。
ラッセル・モーリー:テッサの現在の夫。ロンドンの実家への帰路、鉄道切り裂き魔の被害者となる。
レベッカ・モーリー:ラッセルの娘。
ウィリアム・モーリー:ラッセルの息子。レベッカの弟。
ジョージ・クラレンス:牧師。テスタメント・ハウスの主宰者。
ジョナ・クラレンス:ジョージの息子。ジリアン(ネル)の夫。
ミセス・クラレンス:ジョナの母。


・ケルデール

ガブリエル・ラングストン:巡査。村の駐在。
ウィスカーズ:テース家の羊飼い犬。ボーダー・コリー。
ナイジェル・パリッシュ:教会のオルガン奏者。
ミセス・バートン=トマス:ケルデール・ホールの女主人
キャスパー:トマス家の飼い犬
ジェーソン:トマス家の飼い犬
ダニー:ミセス・バートン=トマスの姪
エディ:ミセス・バートン=トマスの甥
アンジェリーナ:ダニーの妹。
ハンク・ワトソン:ケルデール・ホールの宿泊客。アメリカ人の歯科医。カリフォルニアのラグナ・ビーチ在住。
ジョジョ・ビーン・ワトソン:ハンクの妻。
エズラ・ファーミントン:画家。ダニーの恋人。
マデリン・ギブソン:リチャードの妻。
マーシャ・フィッツァラン:元教員。ハート神父と同世代。
ダヴ・アンド・ホイッスルの亭主:酒場の亭主。日曜の晩はロースト・チキンが定番。
ハナ:ダヴ・アンド・ホイッスルの娘。
シンジ:シンジズ・ビューティ・ショップの女主人。
ドゥーガル:ブライディが飼っているアヒル。本名アンガス・マクドゥーガル・マクダック。
ポール・オデル:オリヴィアの亡夫。ステファの双子の兄。ナイジェルの級友。ハンティントン舞踏病の末、4年前に自死。
マリーナ:死体で見つかった身元不明の赤ん坊。

・ヨークシャー

ニース:リッチモンド警察の主任警視。過去にリンリーを誤認逮捕した。カーリッジを憎んでいる。
ルービン・カーリッジ:ヨークシャー警察管区の管区長。
エドワード・デヴンポート:リンリーの義兄。5年前に殺害された。
ミスター・ハウスマン:リッチモンドの探偵。
ドクター・サミュエルズ:バーンスティンガム精神病院の医師。
トマス・リンリー(シニア):リンリーの父。
デーズ・リンリー:リンリーの母。

主要人物の紹介はもう少し読み進めてからする。
小菅訳は読み易いけど、邦題は改題版の方が原題に近くて良いと思う。

(追記)
改訳版の登場人物紹介
トマス・リンリー:スコットランド・ヤード犯罪捜査部警部。アシャートン伯
レディ・ヘレン・クライド:第10代ヘスフィールド伯爵の娘
サイモン・オールコート=セント・ジェイムズ:鑑識専門家。トマスの親友
デボラ・セント・ジェイムズ:サイモンの妻。
ハート神父:事件の発見者
ウィリアム・テイズ:被害者の農夫
テッサ:ウィリアムの妻
ジリアン:ウィリアムの長女
ロバータ:ウィリアムの次女
ウィスカーズ:ウィリアムの犬
リチャード・ギブスン:ウィリアムの甥
マデリン・ギブスン:リチャードの妻
ステファ・オーデル:ロッジの経営者
オリヴィア・オーデル:ステファの義姉
ブライディー:オリヴィアの娘
エズラ・ファーミントン:画家
ナイジェル・パリッシュ:オルガン奏者
ミセス・バートン=トマス:<ケルデール・ホール>の女主人
ガブリエル・ラングストン:巡査
サミュエルズ:精神科医
ジョナ・クラレンス:英国国教会牧師
ニース:リッチモンド警察主任警視
ルービン・カーリッジ:ヨークシャー警察管区警察長
マルカム・ウェバリー:スコットランド・ヤード犯罪捜査部警視
サー・デイヴィッド・同主任警視
バーバラ・ハヴァーズ:同巡査部長

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