MIDIの作り方(我流) [MIDI]

楽譜も読めない楽器も弾けないど素人によるMIDIの作り方記事。

1.スコアの用意

まず、MIDIを作る為のスコアを用意する。自分の場合は市販のバンドスコア。
自分で曲書ける人や耳コピできる人はさようなら。
スコアの種類については、なるべく多重奏のものの方がDTM的に面白いと思う。生だと自分一人ではとても出来ないようなオーケストレーションも簡単に挑戦できるから。音が厚い方が拙さをごまかせるし。
DTMで生楽器に近づけていく、という楽しみ方もあるけれど、その場合は有償の音源を買うのが必須になるだろう。
本物のオーケストラの楽譜は物凄く高い。いつかは購入して挑戦してみたい。アレンジが出来る人はピアノソロのスコアにパートを足してアンサンブルを作るということも出来るんだろうな。

2.打ち込み

入手したスコアを「Studio ftn Score Editor」(フリー版)で譜面どおり入力していく。よくわからなくてもとにかく同じ記号を見つけて出来る限り忠実に写す。
スラーとかスタッカートは音符の真下に置かないと効果が出ないので結構めんどい。あとはD.Cとかの反復記号を見逃すと一番・二番構成の歌物は辛い。
Studio ftn Score Editorではtimidityを扱えるのでフリーでも音的に快適。スコアを打ち込み終えたら各パートの音量と定位もこれで設定する。音量は最大が127なので小さくなってしまうが、一応ここでバランス取りはしておく。パンはパート毎に固定だけどテクノ系出ない限り曲の中で定位を変えることはないから、まぁいいや。
ここまで出来たらSMF(MIDI)ファイルにエクスポート。MIDI化した物はスコアエディタで読めないので、楽譜ファイルも残しておく。

3.MIDIファイルの調整

MIDIファイルにした後、シーケンサの「Cherry」で調整。まずは音符が正しく反映されているか。記号の写し間違いや楽譜の改頁などによって音が途切れたり、逆に切れてなかったり、フラットやシャープがずれてたり。
そしてここでの大きな作業がエンベローブの設定。スコアエディタだと強弱はピアノ・フォルテでしか表わせないため、細かく、楽器によってはリアリティを持たせられるように設定する。
「Cherry」ではtimidityが使えないため、音色の違いには目を瞑ることにする。
ここまでで一旦保存。
そしてMusic Studioでtimidityで発音させながら最終調整。Music Studioはピアノロールもスコアロールも備えているのだが、いかんせん使いにくい。録音もできるが、出だしで一瞬止まることが多いのでどこかのパートにVSTiを使うときにしか使わない。その場合もミキシングはAudacityで行っている。

4.録音

今回はMIDI音源(timidity)で完結させることを想定。timidityのPlayerでwavファイルに書き出す。
設定で再生時の音量が小さくなっていると出来たwavの音も小さくなってしまうので確認しておく。
お好みで各種サウンドフォントなど使う。

5.UP

個人のサイトに上げる場合、JASRAC管理楽曲はお金の請求がある。個人サイトなら19世紀以前の楽曲(クラシックとか民謡とか)にした方が無難。
JASRAC管理楽曲を公開したいならJASRACと契約している動画サイト(youtube、ニコ動)に上げる。


※確認が必要なこと

スコアエディタで鳴っているtimidityにサウンドフォントが反映されていない。ここで調整したのにwavにする段階でバランスが崩れていて焦った。
Music StudioでSC-8820を使った時に録音できない。wavのIN/OUTがステミキに設定されてるからかなと予想している。ステミキにしても元々無くてMSの公式サイトから落としたのだけど。ハード音源使ってる人にとっては常識なのかもしれないが、ググってもわからなかった。「仮面舞踏会」だとプレイヤーで鳴らしてそれを録音するというかなり音質落ちるし。録音できるMIDIプレイヤーはMS-GMしか鳴らなかったし。
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