ナンシーさんと辻占い [日記]

年内最後のバイク出動をやってきた。
中型に乗り換えてから乗る回数は増えたように思う。大型に乗っている時によく聞かれるのが「これ何cc?」
国産バイクの最大排気量が750ccだった時代の記憶を引きずっている人が主に聞いてくる。でも最近の車種を知らない程度には興味がないんだね。
ガソリンスタンドで排気量を答えると「車体が小さいね」と言われた。続けて「昔のナナハンはもっと大柄だったから・・・」と。ヤマハのごついフロントカウルのおかげで正面からは大きく見えるが、後ろから見ると並列二気筒ということもありスッキリしたリアフォルム。装備重量で230kgだから軽い方かな。それでも扱いづらくて手放したんだけど。

「別冊MORTORCYCLIST」2011年11月号はRE車特集で、最大排気量のVanVeen OCR1000は装備重量345kg、2ローター1000ccのエンジンは100馬力。作りはオーソドックスに見えるけど、とても乗れないな。
以下排気量順に、Norton CLASSIC(2ローター600cc)、SUZUKI RE5(シングルローター500cc)、HERCULES W2000(シングルローター300cc)。ノートンはREのレーサーをマン島やGP500でも走らせている。JPSノートンに始まり92年から94年まで活躍したNRS588、07年に発表されたNRV588。
結局選ばれなかったエンジンであるREにはあまり興味がないのだが、それに魅了された人たちの活躍にはやはり「夢」があるな。

「BikersStation」2009年10月号のClassicmomentのコーナーに登場するのはBIMOTAのSB3(1980)。エンジンはSUZUKI GS1000である。BIMOTAと言えば世界屈指のフレーム技術で有名だが、このSB3も凝りに凝った構造である。最大の特徴にして欠点であるのがスイングアームピボットとドライブスプロケットを同軸に配置していること。アンチスクワット効果が激減するのだそうだ。(アンチスクワット効果についてはGoogleBooks内のMotorcycle handling and chassis design: the art and science(著者: Tony Foale)中に図付きで記事があった)
BIMOTAはHBに始まってKBの鋼管フレーム、SB6やYBシリーズのアルミツインスパー、DBでまた鋼管トラスとなり、HB4ではドゥカティ的な鋼管とマグネシウムピボットプレートのハイブリッドかー。

記事を見た後ググったら更に色々な事が知れる訳だが、記事を見なければ調べることもなかった情報ということで、雑誌の力は大きいのだ。

実は掃除の最中で、背後は本が散乱した状態なのだが、ミニコミ的なチラシの類が結構興味深いことが書いてあったりして中々捨てられない。作り手としてはその時限りの情報として書いていたりするのでネット上にUPされる訳でもなく捨ててしまえば二度と参照することはできない訳で。だから「自炊」する人が出てくるのか。
例えば会話で非常に興味深い意見が出てきたとしても、それはその場にいた人しか享受できない。匿名性を担保した上でこれらをアーカイブしていく動きがGoogleあたりから出てくるんじゃないかな―と。
パブリックな場での会話という条件なら既にGoogleのリアルタイム検索(現在は中断)、アメリカ議会図書館のtwitter発言の保存、USTREAMのアーカイブなどがこれに当たるだろうか。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。