MMD-PV制作日誌(仮) [MikuMikuDance]

現在制作中のMMD-PVについて。というか風邪を引いて体調崩したため1週間以上作業が出来ていない。
ここではMikuMikuDanceというソフトとニコニコ動画内での権利関係について簡単にまとめてみる。

クリプトンのキャラクター・ボーカル・シリーズ利用のガイドラインと制作者の樋口氏の公開に至るまでの経緯はwikipediaに譲るとして(略)。

本体ver7.28のreadmeには「お断り」として「クリプトン・フューチャー・メディア株式会社様、その他Vocaloidシリーズに関して権利を有する方からクレームがあった場合には、本ツールの公開を中止する場合があります」との記載がある。
最終のver7.39に上述の項目はなく、権利関係については商用利用の項に「(中略)ただし音楽やキャラクタについては、それぞれの権利者の許諾を受けて下さい。また、MMD本体を商用で再配布等する場合は、MMD標準添付モデルのキャラクタ権利者であるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社さまの許可を取ってください」という記述がある。重ねて免責事項に「**音楽等の著作権には特に気をつけて下さい!!**」と特に強調されている。

権利の問題に関する有名Pの動向としてはわかむらPが挙げられる。わかむらPは「フリーでの商業活動を開始するにあたり、著作権を侵害している動画を残しておくことが問題ではないか」と考え、「2010年11月1日未明、新年会や合作以外のわかむらP名義で投稿した全てのニコマス動画を削除した」(ニコニコ大百科:わかむらP)

ニコニコ動画の規約を確認すると、「他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)」が禁止事項にあたる。
PV制作に不可欠な音源については、「音楽著作物及び音楽原盤の利用に関するガイドライン」が定められている。いくつかのレコード会社の楽曲を除きJASRAC等ライセンス会社の管理楽曲については「自身で演奏したもの」「自身で演奏したものに併せて歌っているもの」「自身の操作によってDTMソフトウェア・MIDIソフトウェア・ボーカロイドソフトウェアなどで演奏・出力したもの」のみが利用できることになっている。

またユーザモデルには版権物の二次使用も多数存在する。その多くはアニメ・ゲームを素材とするものである。
二次使用がクリアになっているのは本家であるボカロと創作者がガイドラインを定めている東方だけかと思われる。

自分がMMD-PVを制作する上でこのことは頭の痛い問題であり、音源に関しては最近になってようやく自作midiを導入することが出来た。
ファンジン活動は常にグレーゾーンと言ってしまえば身も蓋もないが、midi作りも楽しめるようになったし、過去の動画は順次削除をしていきたいと思っている。

参考
VPVP(VocaloidPromotionVideoProject) http://www.geocities.jp/higuchuu4/
ニコニコ動画「音楽著作物及び音楽原盤の利用に関するガイドライン」 http://info.nicovideo.jp/base/license_guideline.html
上海アリス幻樂団http://www16.big.or.jp/~zun/内、東方風神録FAQ>東方シリーズのキャラや設定を使って、二次創作物を創りたいのですが



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